ヒント: 手持花火
使用方法注意事項一覧
- ■炎・火の粉・火花を出す花火
- 1.吹出し筒物、パイプ物、台付き噴火もの
- 火花が出たり、美しい光がでる手持ちの筒もの、細型ビニールパイプに火薬を詰めたスモールトーチ、絵型もの、火の粉を高く吹き上げる台付きの噴火ものなど。
- ●遊び方のポイント
- 手持ちの筒ものは、万一の後方噴射を避ける為、筒の底を持たないで中程を軽くにぎり、ローソクで火をつけます。台付噴火ものは、倒れないように真っ直ぐに立て、導火線を取り出し、先端に線香で火をつけ、すばやく3メートル以上離れます。決して手に持って火をつけてはいけません。いったん火をつけたら、火が途中で消えたようでも決してのぞかないこと。
- 2.化粧紙巻、より物
- 先端に花びらがついた柄付きのすすき、朝顔、糸付きの銀波、線香花火など
- ●遊び方のポイント
- 美しい光や火花が出る比較的おとなしい花火ですが、柄や糸のはしをにぎり、ローソクで火をつけ、手をのばし体から離して遊びましょう。
- 3.ねりもの
- スパークラー(電気花火ともいい、火の粉や火花のとぶもの、赤や緑に光るものなど)、サーチライト、幅の広いナイヤガラなど。
- ●遊び方のポイント
- 安全性が高いといっても、軽々しく取扱うことは禁物、化繊のユカタに火が付いた例があります。針金や竹、木、紙の柄の端をもち、火をつけたら体から離して遊びましょう。ローソクで火をつけること、手に持つ部分と点火の部分とがはっきりしないものには気をつけて、確認してから火をつけましょう。特に火薬が露出しているものは、同時に数本の花火に点火すると、燃えだすといっきょに大きな炎となって燃え上がるので危険です。1本ずつ遊びましょう。
■打上げ花火 ぜったいに手に持って遊ばない!
1.連発花火
赤や緑や色星がつづけて高く上がります。
●遊び方のポイント
絶対に手に持って遊ばないこと。手に持って遊んで事故を起こした例があります。長い太筒のものは、砂や土でしっかり固定するか、杭にしばりつけます。台付きのものは倒れないように真っ直ぐ立て、石などで固定します。筒先の導火線に火をつけるものと、筒先に直接火をつけるものの2種類あります。よく確かめて、線香か長い柄付きの花火で火をつけ、すばやく5メートル以上離れましょう。(導火線の場合は、導火線の先端に線香で火をつけること)。せまい場所では危険です。広い空き地で遊びましょう。
打ち上げ花火をビンに立てることは危険ですから絶対にしないこと。風下には火の粉が飛びますので注意しましょう。
2.単発花火
一発あがって星が光ります。星が数個に分かれる花火もあります
●遊び方のポイント
長い太筒のものは、砂や土でしっかり固定するか、杭にしばりつけます。台付きのものは倒れないように真っ直ぐ立て、石などで固定します。下の方にある導火線の先端に線香の火で点火し、すばやく5メートルくらい離れてください。点火すると筒先から星が勢い良く空中に飛び出しますので、
決して筒先に顔や体を出さないでください。
3.パラシュートなど
パラシュートや、幾つもの小さな星などを入れた容器(筒)を打ち上げて、美しく開かせるもの。
●遊び方のポイント
長い太筒のものは、砂や土でしっかり固定するか、杭にしばりつけます。台付きのものは倒れないように真っ直ぐ立て、石などで固定します。下の方にある導火線の先端に線香の火で点火し、すばやく5メートルくらい離れます。パラシュートは特に電線や家のない広い場所で遊びましょう。風のある日はやめましょう。打ち上げものは、
火が消えたようでも、絶対に筒先をのぞかないように。思わぬときに発射して大ケガをすることがあります。
■回転する花火
火薬を細い筒や缶につめ、紙の円盤や筒に取り付けて、一端から噴射させて回転させる糸付き、台付きの花火やコマ状に地上を回転して移動するものなど。
●遊び方のポイント
回転する為に、はげしい勢いで広い範囲に火の粉や炎を噴射します。棒付きはしっかり固定して、導火線を確かめて先端に線香で火をつけすばやく離れます。糸付き回転花火は糸を手に持たず、少なくとも1.5メートル以上の長い棒の先に吊るし、点火するときは地上に置いて点火し、火がついてから棒を持ち上げると点火が容易で安全です。コマ状に回転するものは、平らな地面に置いて、導火線の先端に線香で火をつけ、すばやく5メートルくらい離れます。回転しながら動きますので、燃えやすいもののない平らな場所を選びましょう。
■飛ぶ花火
笛ロケット、流星ロケット、回転上昇する花火。
●遊び方のポイント
電線や家のない、また燃えやすいもののない広い空き地で遊ぶこと。風の強い日はやめましょう。長い竹の尾付きのものは、細口のビンなどに真っ直ぐ立て、方向を真上に定めてから、導火線の先端に線香で火をつけて、すばやく5メートル以上離れます。
枯れ草や家の中に飛び込んで火災になった例がありますので、遊ぶ場所に気をつけましょう。
■爆発音を出す花火
点火によって燃焼し爆発音を出すものファイヤークラッカー、スモーククラッカーや、連続して音を出す爆竹。
●遊び方のポイント
導火線付きの爆竹やファイヤークラッカーは、手に持たず、地面に置いて線香で火をつけます。導火線の無いスモーククラッカーなどは、点火位置を良く確かめて、線香で火をつけましょう。特に爆竹は点火すると、極めて短い時間で爆発音を発し、飛び散りますので、火をつけたらすばやく遠くへ離れること。広い場所で使用してください。
■煙を出す花火
煙幕筒もの、スモークボール(球もの)等、ピンク、黄色、白、緑、青などの色煙をだす。
●遊び方のポイント
導火線付きのものは、導火線の先端に線香の火で点火します。煙ものは燃えている時間が長いので、
枯れ草や燃えやすいものの中に投げ込まないように、火事のもとになります。煙幕ものは手に持たないこと。
■走行する花火
花車、ねずみ花火、水上を走る金魚
●遊び方のポイント
代表的なものは、花車、ねずみ花火ですが、どちらの方向に走るかわかりません。燃えやすいもののある場所や狭い場所では遊ばないこと。金魚は、導火線の先端に線香で火をつけたらすばやく手を離し、水上へ入れること。
■その他の花火
ヘビ玉、パイプ詰めもの
●遊び方のポイント
円筒形の小さなかたまりで、どこからでも着火できます。燃えながらヘビのように数十倍の長さになります。パイプのものは、先端に点火してください。ニョキニョキ膨張するので、風の無い、燃えやすいもののないところで遊ぶこと。